ボルテージは創業以来、物語性を軸に「恋愛と戦いのドラマ」を展開する事業を拡大しており、IRインタビューを通じて成長戦略や新分野への取り組みが紹介された。現在は電子コミックやSwitch向け事業、IP創出を通じたグローバル展開を強化する方針だ。
株式会社ボルテージは1999年9月に創業され、当初は映画監督の経験を活かした新規事業の立ち上げを試みたが、モバイル時代の普及を背景に「物語ゲーム」へ方向転換した。NTTドコモとの連携で映画館の混雑情報の提供等を試みるも資金難に直面、最終的にゲーム事業を軸に再構築する決断を下した。
2006年には女性向け恋愛ゲーム「ボル恋」シリーズを携帯ゲームとして展開し大ヒットを記録。2011年には上場を果たし、女性向け恋愛ゲームのパイオニアとしての地位を確立した。その後は、物語を軸としたアプリゲームだけでなく電子コミックや自社IPグッズなど多角的な展開を進めている。
現在の事業概要は smartphone市場の縮小を背景に多様化を推進しており、国内外へ向けた恋愛アプリゲームやコンテンツの拡充を進めている。ボルテージの強みは“物語性”であり、キャラクターの世界観を三拍子そろえるIP創出を目指すほか、地域性に合わせた展開にも注力する。
成長戦略としては、世界的なヒットIPの創出を目指し、アプリ以外の漫画・グッズ・Switch向け展開などを含む幅広い分野でIPを育てる方針を示す。TEMPESTを中心とした電子書籍分野や講談社と協力した作品など、安定した収益源の確立にも取り組んでいる。