来週のドル円は長期金利の動向と原油価格の推移を睨み、上値の重さを探る神経質な展開が想定される。ユーロドルは欧州情勢の不確実性から下落圧力が強まる見通し。
来週のドル円相場は、米国のインフレ粘着性を背景にした長期金利の動向と中東情勢の緊迫化を受けた原油価格の推移を睨み、上値を抑える展開が想定される。予想レンジはドル円156.50-159.50円、ユーロドル1.1050-1.1300ドルと示された。
9月の米国消費者物価指数が市場予想を上回ったことから一時的にFRBの追加利上げ観測が再燃したが、26日以降のFOMCブラックアウト期間を前に高インフレの緊急性は低いとの見方が広がっている。長期金利の動向次第でドル円は200日移動平均線付近での動きが抑制される可能性がある。
欧州ではフランス財政悪化と財政赤字拡大の見通しがユーロ圧力の要因となり、欧州金利格差の拡大や仏国債の格下げリスクに警戒感が広がる。ECB理事会を控え、ZEW景況指数や欧州PMIが低調の場合はユーロ相場の軟化が想定される。
9月12日週の回顧ではドル円は158円台の攻防後に157.55円までの戻りがあり、再び158円台前半を回復する場面があった。ユーロドルは米長期金利の動向に連動して下落後、反発した。