来週の日経平均は上値の重い展開が予想され、AI関連株の信用不安とコアウィーブの資金調達懸念が市場心理を冷え込ませ、7万円回復の勢いは後退しそうだ。
来週(19日から23日)の日経平均株価は上値の重い展開が予想され、米国のAI向け新興企業の信用不安が投資家心理を冷やすと見られている。背景にはハイパースケーラーの社債調達が市場の資金配分に影響を与えるとの指摘もある。
日経平均は6日に約3カ月ぶりに7万円台を回復した後、利益確定売りの流れで再び下落。今週15日午前時点までの累計下落額は約4541円(約6.6%)となり、15日午前の下げ幅は約3255円と過去の大幅下落に匹敵する水準となった。
AI・半導体関連の銘柄が集中的に売られ、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどが日経平均を押し下げた。主な要因として米コアウィーブの信用不安が挙げられ、同社はAI向けデータセンターを自前で整備し資金調達を進めていた。
コアウィーブの負債は6月末時点で約520億ドルに拡大しており、今後の資金調達コスト上昇への警戒感が強まっている。表面利率が9%台後半の同社債は一時15%程度まで利回りが上昇した。