週明けのドル円は157円前後で底堅い推移が見込まれる。前週末の原油高と米長期金利上昇がドル買いを支え、今週は日銀会合やFOMC、ECB理事会を控え上値は重い見通しとなる。
週明けの東京市場でドル円は157円前後を中心に底堅い推移が予想されている。中東緊迫による原油高と米長期金利の上昇がドル買いを誘い、156円30銭から157円08銭まで切り返したが、株安時には円買いに振れる可能性も残る。今週は日銀会合や米FOMC、ECB理事会を控え、日銀の追加利上げ観測と総裁の発言が相場の焦点となる。フランスの政局不安によるユーロ売りも注視点として挙げられる。
前週末の取引を振り返ると、欧州株安や米株価先物の下落、フランスの財政・政治不安を背景としたリスク回避の円買いが進み、ドル円は156円台前半へと下落した。その後東京時間にかけてサポート水準の156円08銭を試す場面があり、反転して現在のレンジへ戻った。WTI原油先物が103ドル台へ急伸し、米10年債利回りが4.99%近辺まで上昇したことでドルの支えとなった。
今週は中銀ウィークとして日銀会合(29〜30日)とその後の米FOMC、ECB理事会が控える。市場関係者は日銀の追加利上げ観測が残る一方で、据え置きの可能性も織り込みつつ、短期的な値動きは不透明感を伴うと見られる。原油高によるインフレ圧力と、株安によるリスク回避の円買いが交錯する中、156円台の下値と157円台前半の上値の間で神経質な展開が続く見込み。