日本製鉄は米国のU.S. Steelのモンバレー工場に約30億ドルを投資してホットストリップ鋼板の新製造能力を建設する。稼働は2029年後半を目指す。
ニューヨーク発の報道によると、日本製鉄が買収した米国のU.S. Steelは、モンバレー工場に約30億ドルを投じてホットストリップ millを建設する計画を公表した。これは日本製鉄がU.S. Steelを買収した際の総投資約110億ドルの一部となる。これまでの計画よりも大規模な投資となる見通しだ。
新設予定のホットストリップ millは加熱した鋼塊を高温で薄い板状に成形する設備で、車載用鋼板などの生産能力を拡大し、同社の競争力を高めることを目的とする。生産開始は2029年の後半を想定している。現地サイトはペンシルベニア州のモンバレー工場。
日本製鉄は当初モンバレー計画を最大25億ドルとしていたが、労務費上昇とインフレを反映して投資額が上振れした。今回の発表は、2025年6月に完了したU.S. Steelの買収後に進む投資の一環として位置付けられる。