12日の日本市場は債券利回りが上昇し円安傾向が強まる中、株式はTOPIXが6営業日続伸で終値ベースの最高値を更新。銀行株が相場を牽引した一方、米CPIや日銀の動向に対する警戒感も残った。
12日の市場では債券が下落し、長期国債の先物は安く推移。新発5年債利回りは一時2.12%まで上昇し、2000年の発行開始以来の高水準を塗り替えた。新発2年債利回りは1.645%で08年以来の高水準を更新し、日銀の9月利上げ観測が織り込み度を引き上げた。円は対ドルで159円台半ばに弱含み、NY市場終値比でも0.1%程度安かった。
株式はTOPIXが0.9%高の4139.00と上昇し、日銀の早期利上げ観測を背景に銀行株が相場をけん引した。電機・非鉄・サービス・化学など幅広いセクターが上昇する一方、商社・医薬品・小売りは下落した。日経平均は一時下げる場面もあったが午後には持ち直した。
市場関係者は米CPIの発表を注視しており、円安の背景には日銀の利上げ観測が影響していると指摘している。入札動向や為替の動きが今後の相場の鍵となるとの声が多い。