海運大手の商船三井の株価が連日高値を更新し、エルニーニョと中東情勢による物流混乱、パナマ運河の水不足が背景にあるとの見方が広がっている。
海運株の商船三井をはじめとする大手の株価が連日で高値を更新しており、市場の注目を集めている。好決算を背景に株価の上昇が続くとの見方が示されている。
背景には中東情勢の緊迫とエルニーニョによる世界的な物流混乱がある。スエズ運河の安全確保が難しくなり、迂回航路の利用が増え、アジアと欧州の間の片道日数が1〜2週間程度延びる事態が生じている。
航路の延長に伴い燃料費が増加し、危険海域を避ける保険料も高騰している。このコスト増は運賃へ転嫁され、コンテナ輸送のスポット運賃が高水準を維持している。
一方、パナマ運河ではエルニーニョによる降水量の減少で水不足が発生。喫水制限や1日あたり通航隻数の削減といった通航規制が実施され、荷物の到着遅延や船のやりくりが困難になる状況が続いている。