10月8日の東京市場で日経平均株価は大幅安となり、アジア株の軟調と原油高が重荷となった。午後には売りの勢いが一旦弱まる場面もあったが、全体として投資家心理は慎重なままだった。
日経平均は大幅に下落し、午後1時50分時点で前日比641円安まで下げ幅を縮小したものの、午後0時46分ごろにはおおよそ6万9290円前後まで売られた。アジア主要市場の下げが投資家心理を冷やし、東京市場の重荷となった。
寄与度のマイナス上位にはソフトバンクグループ、東京エレクトロン、TDKが並んだ。いずれも値がさ株で半導体関連の売りが全体を押し下げる要因となり、一方アドバンテスト、リクルートホールディングス、キオクシアホールディングスがプラス寄与上位となり買いが集まった。
セクター別では非鉄金属や機械、ガラス土石製品、銀行業、証券商品先物が下落の中心で、海運業やサービス業、ゴム製品、輸送用機器、医薬品は上昇と明暗が分かれた。午後の寄り付き後は戻りの鈍さが続いた。
出来高は午後時点でプライム市場の取引高が11億36万株、売買代金は3兆9160億円に達し、利益確定や持ち高整理の売りが幅広い銘柄に及んだ。為替は1ドル=158円20銭近辺で、円安方向に振れているものの市場の反応は限定的だった。