日経平均VIが前日比0.43ポイント安の30.25と30台前半へ低下。日経平均株価の底堅い動きの中で市場の警戒感が和らぎ、ボラティリティーの高まりを巡るムードが落ち着きを見せている。
東京市場で日経平均VIが前日比0.43ポイント安の30.25となり、日経平均株価の底堅い動きの中で市場の警戒感が和らいできた。VIは日経平均の向こう1カ月の変動を示す指標で、通常は株価と弱い逆相関をとる。16日には日米の金融イベントを控え、ボラティリティーの高まりへの警戒が緩和する動きが見られ、日経平均VIは30台前半で推移した。
16日の前場は買いが先行したが、後場にかけて下げに転じる場面もあった。日経225先物は一時プラス圏を回復した一方、原油先物の上昇や米長期金利の強含みなど外部要因への警戒は残っていた。最終的には高値30.73、安値29.78のレンジで推移した。
15日の結果は異なり、米株式市場の下落を受け東京市場は売りが先行。AI開発の減速懸念や原油高が警戒材料となり、日経225先物は下げて始まったが、午後には値を戻す場面もあった。日経平均VIは14時時点で前日比0.43ポイント安の30.63で、当日も高値31.17、安値29.84だった。
日経平均VIが30台前半で推移する状況は、投資家が日経平均の向こう1カ月の変動を年率換算で約30%程度と見込んでいることを示唆する。外部環境には原油価格の動向や米金利動向、AI関連の成長見通しなどが影響を及ぼす可能性があるが、金融イベントを前に売り急ぐ動きは限定的との見方もある。