四電工は2027年3月期の通期業績予想を上方修正し、中間配当を引き上げて期末配当と合わせて年間配当を100円とする方針を示した。売上高は1100億円、営業利益は110億円、最終利益は79億円へと増額見通しとなっている。
四電工は10月30日、2027年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高は前回予想比20億円増の1100億円、営業利益は同16億円増の110億円、経常利益は同16億円増の115億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同13億円増の79億円に引き上げた。第2四半期までの工事進捗が順調であったことに加え、手持ち工事の状況を勘案した。中期経営指針2030の数値目標については、今後の状況を見つつ見直しを検討するとしている。次期の修正は今後の注目点となろう。
配当については、中間配当を直近予想の42円から50円へ増額、期末配当予想も42円から50円へ引き上げた。年間配当は前回予想比16円増の100円となり、前期実績の77円から23円の増配となる。株主還元方針に沿った措置である。配当性向は約60%を維持する見通しで、利益成長を還元に直結させる姿勢が示された。中期目標の見直し内容は今後の焦点となる。
営業利益率は修正後10.0%と前回予想の8.7%を上回る見込み。売上高の上振れ分1.9%に対して利益の上振れが大きく、工事進捗の順調さが利益を押し上げる構図となっている。今後の業績見通しと中期指針2030の再設計が市場の注目点となろう。
なお、同日付の情報として関連指標の進捗や中期計画の見直し内容は、今後の開示を待つことになる。