日本円が1ドル160円に再接近する中、政府による市場介入の可能性が市場の関心を集め、日銀の利上げ後も円安圧力が続くとの見方が広がっている。24日午前の水準は157円85銭前後で推移。
日本円は1ドル=160円に再接近する状況が続き、24日午前のドル・円相場は157円85銭前後で推移した。前日比約0.3%上昇したものの、直近4営業日連続の下落を覆すには力不足だった。
背景には米国と日本の金融政策の乖離があり、日銀が18日に政策金利を0.25%ポイント引き上げて1.25%としたにもかかわらず、追加引き締めを市場が期待できず、円買いを誘えなかった。一方で米国は堅調な指標とインフレ警戒で追加利上げ観測が残る。
市場関係者は160円到達時の介入可能性を注視している。UBSは介入後の円高を売り機会とみなす方針を示し、日銀の追加利上げと米金利動向の組み合わせが円の今後に大きく影響すると指摘している。
米財務省関係者や他の分析では、日米の金利差が大きい限り円安圧力は止まりにくいとの見方が多く、介入の実効性には限界があるとの声もある。投機筋の動きも変化しており、円安見通しには慎重さが残る。