今夜発表の米雇用統計・PPI・CPIと日銀審議委員講演を背景に、ドル/円が155円割れの可能性と157円方向の戻りの可能性を見極める展開を伝える。現状の水準と今後の材料を整理する。
米雇用統計や物価指標を控えた今夜の外為市場では、ドル/円の動きが注目される。日銀の利上げ観測がくすぶる中、東京市場は一時155.29円前後まで下げたものの、押し目買いで156.40円台へ切り返した。海外市場では157円をめぐる持ち直しの動きが想定されている。
今夜発表される米8月雇用統計では非農業部門就業者数の市場予想が前月比5.5万人増、失業率は4.1%と見込まれ、平均時給は前月比0.3%、前年比3.1%の見通しとされる。労働市場の堅さが示されれば、利上げ観測が高まりドル円は再び上昇圧力を受ける可能性がある。反対に労働市場の減速が示されれば、155円台前半の下値支持が意識される。
来週のイベントとして、日本の現金給与総額・貿易収支、米国の生産者物価指数・消費者物価指数、FRB関連講演などが挙げられている。今後の材料次第でドル/円の方向感が変わる可能性がある。
ドル/円の15分足チャートでは、現在のレンジと方向感を見極める局面が続く見通しで、注目材料として☆印のイベントが挙げられている。