台湾の半導体工場づくりを支えるMarketechが、AI投資の追い風で受注残を1351億台湾ドルに拡大している。2026年7~9月期の売上は前年同期比で大きく伸び、累計も通年実績を上回った。
台湾のMarketechは、クリーンルームや配管、製造装置の搬入・据え付けといった工場インフラを担う企業として成長してきた。現状、ASMLのEUV露光装置向けモジュールの受託製造も展開しており、AI向け半導体の増産が業績を押し上げている。
2026年7~9月期の売上高は219.1億台湾ドル(約1058億円)で、前年同期比91.1%増、四半期として過去最高を更新。1~9月の累計売上高は574.21億台湾ドル(約2772億円)となり、2025年の通期実績をすでに上回った。
受注残は1351億台湾ドル(約6523億円)に達し、高新明会長は少なくとも2028年までの仕事を見通せると述べている。一方、米国・日本・ドイツでの工場建設が同時に進むことで、人手と資材の確保が新たな経営課題となっている。
全体として、工場インフラと装置製造を軸に、AI投資の拡大がMarketechの受注と売上を支える構図が描かれている。