森永乳業は2027年3月期第1四半期の決算説明会で、1Qの連結営業利益が100億円と四半期最高を更新した。一方国内は販売数量不足とコスト上昇が利益を圧迫し、通期予想は上方修正され、海外利益の比率は約6割へ高まる見込みとなった。
森永乳業はオンラインで決算説明会を開催し、1Qの連結売上高は1,271億円、営業利益は100億円となり、四半期ベースで過去最高を更新した。前年同期比では営業利益が11億円増加している。海外事業が利益増の原動力となったことが強調された。
海外事業はミライ社(ドイツ)を中心に利益を押し上げ、パキスタンのニュートリコモリナガ社や米国のTIF社も順調に成長。為替の円安効果も上乗せされ、ビフィズス菌関連の近代事業も増収を確保した。国内は販売数量不足やコスト上昇が利益を押し下げ、ビヒダスやマウントレーニアなどの価格改定・容量変更が影響した。
同社は第2四半期累計および通期の業績予想を上方修正。海外を上方修正、国内を下方修正する方針を示し、通期営業利益は従来予想から+20億円、第2四半期累計は+21億円となる見込み。海外比率は約6割に達する見込みで、為替想定はUSD/EURがそれぞれ160円・185円へ変更された。
今後は国内の販売数量回復を最大の課題と位置づけ、価格戦略と構造改革を通じた収益基盤の立て直しを進める方針。中東情勢によるコスト上昇の影響は通期で国内30億円・海外10億円の計40億円と見込まれ、今後の販売動向次第で追加の修正がある可能性にも言及した。