日銀の増一行審議委員が、基調物価は2%にかなり近づいたとして、引き続き利上げで緩和度合いを調整していくべきとの認識を示した。福井市での講演で述べた。
日銀の増一行審議委員は講演の中で、金融政策の運営について基調的な物価上昇率は一時的要因を除くと目標の2%にかなり近づいていると指摘した。今後も利上げを続けて緩和の度合いを適切に調整していく考えを示した。
前回7月の金融政策決定会合で日銀は政策金利を1.0%程度に据え置いたが、同総裁は記者会見で物価上振れリスクを強調し、利上げペースを速める可能性に言及した。直後には日米の通貨当局が円安是正のため協調介入に踏み切っており、金利スワップ市場は今月の追加利上げを織り込んでいる。
17、18日の会合で政策金利を引き上げれば、6月の前回利上げから3カ月ぶりとなり、市場が従来想定していた半年に1回程度のペースから加速するとの見方が広がっている。増氏の利上げのペースや余地に関する発言も市場の注目点となっている。
Bloombergの報じたこの発言は、Yahoo!ニュースを介して伝えられている。今後の動向については、追加の正式な発表や会合結果を待つ必要がある。