日銀が公表した消費者物価は7月時点で総務省公表のコアCPIを除く指標が2%を22カ月連続で超え、早期利上げ観測を後押しする内容となった。市場はこれを受けて日銀の利上げ時期を見極めたいとみている。
日銀が発表した生鮮食品を除く消費者物価の総合指標は前年比で2.3%上昇し、22カ月連続で2%を超えた。前月の2.6%上昇から伸びは縮小した。
コアCPIの水準を除く別指標では、7月の生鮮食品を除いたCPIは前年比1.8%上昇となり、前月の1.6%から上昇幅が拡大したが、日銀の目標を下回る。
日銀は原油価格の上昇やAI関連需要、円安の進行などを背景に、今年度後半にはコアCPIが2%を上回ると見込み、物価上振れリスクに警戒感を強めている。
市場では日米の協調介入で円安是正が進むとの見方が広がり、金利スワップ市場では次回9月会合での利上げを約80%超、10月会合までを含めると100%超の見通しが示されている。日銀は7月会合で政策金利を1.0%程度に据え置いたが、植田総裁は利上げペースを速める可能性にも言及した。今後9月会合での利上げが実現すれば、3カ月ぶりの利上げとなり、年内の追加利上げも視野に入っている。