8日のNY市場でドル・円は158円37銭まで上昇後、157円89銭で引けた。米指標の堅調と地政学リスク後退を背景にドル買い材料は出たが、158円台半ばの抵抗を意識したレンジ相場の展開が続く見通し。
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は158円37銭まで上昇した後、157円52銭まで反落し、157円89銭で取引を終えた。米国の先週分新規失業保険申請件数が予想を下回り、米労働市場の健全性が改めて示されたことに加え、原油高がドル買いを後押しした。
ただし、トランプ大統領がイランへの攻撃を否定する発言を受けて地政学リスクが一時後退し、原油高を背景としたドル買い材料は弱まった。
本日9日には200日移動平均線が位置する158円台半ばが明確な抵抗として意識され、上値を抑える構図が続く見込み。一方下値は157円44銭や157円45銭付近がサポートとして機能する可能性があり、下げ渋る局面も想定される。日銀の今月会合で利上げ慎重との見方は円売り圧力を残す一方、158円台では政府・日銀の介入警戒感も意識されやすい。
市場では通貨オプションでレンジ相場を見込んだ売りが観測されており、当面は157円台後半を中心としたレンジ運用が想定される。