NY外為市場で円が軟調に推移。日銀の積極的な利上げ観測は後退し、佐藤審議員の発言が伝えられた。9月の金融政策決定会合で利上げに反対票を投じたとされ、日銀の利上げ継続姿勢についても新たな示唆は出ていない。
NY外為市場では円が軟調に推移した。共同通信とのインタビューを伝えた報道で、日銀の利上げ観測が後退しているとの見方が広がった。佐藤審議員は「政策金利を段階的に調整していく方針には賛成している」と語ったとされる一方、同氏は日銀の金融政策決定会合で9月に利上げに反対票を投じたと伝えられる。これにより市場では日銀の今後の利上げペースに不確実感が生じた可能性が指摘されている。
ドル・円は158円台半ばで高止まりし、ユーロ・円は178円台へ上昇した。ポンド・円も210円台まで上昇し、円安・他通貨高の局面が続いた。これらの水準は本日1日来の動きを反映しており、円相場の方向性には引き続き注意が必要と見られている。
一方、日銀の政策運営方針に関する確固たる示唆はまだ明確には出ていない。9月開催の金融政策決定会合での利上げの可否や、今後の利上げのタイミングについては、今後の声明や各国の経済データ次第で変動する可能性がある。市場関係者は、今後の金融政策関連の発表や関連ニュースの出る順序に注目している。