日米協調介入を主導したとされる三村淳財務官が、次期日銀総裁候補としての道を開くには複数のハードルを越える必要がある状況だ。円安対策の資金手当てや日銀の金融政策の在り方をめぐる動きが活発化している。
7月末に日米が協調介入を実施し、円安の進行を止めるサプライズを演出したとされる。介入を主導したとされる三村淳財務官は、次期日銀総裁候補として周囲の注目を集めている。
米国側は円安対策の資金確保の観点から、外為特別会計の米国債売却を通じたドル資金の調達を検討する背景が指摘されている。日本側には米国債の売却を介して長期金利の上昇を抑制する狙いがあったとも伝えられる。
日米関税合意に伴う投資の円滑化と円安是正の両立が課題となり、米国側は日銀の早期利上げを求める一方、日本側は財政・金融政策の継続的な調整を迫られている。
G20での議論を受け、ベッセント財務長官は円安対策と健全な金融政策の重要性を強調し、日銀の追加利上げを支持する姿勢を示したとされる。今後の金融政策決定や日米関係の調整が三村氏の総裁候補像に影響を与える可能性がある。