secondz digitalが企業のAI活用現状と課題をまとめたレポートを発表しました。生成AIを業務に利用する企業が増える一方、効率化は進むが売上や顧客価値の向上にはまだ結びついていないとの指摘が中心です。
secondz digital株式会社はAI活用の現状と課題を整理する「secondz AI活用レポート」の第1回を公表しました。2026年に総務省・IPA・PwC Japanが公表した調査結果をベースに、生成AIの業務利用が広がる一方で、成果の質には偏りがあることが示されています。
調査によると、日本企業で生成AIを1つ以上の業務で利用している割合は86.4%に達し、前年の55.2%から大幅に増えています。米国・ドイツと比べても大きな差はなく、海外と同様にAIの活用が進んでいると読み取れます。
AI導入の効果としては、業務の効率化・迅速化を実感する企業が91.6%と高い一方、売上や利益の向上を実感する企業は3.9%、顧客満足度の向上は4.5%にとどまっています。AIが現場の作業を効率化しても、収益指標の改善には結びつきにくい現状が明らかです。
PwC Japanの調査では、生成AIの効果が「期待を大きく上回った」と答えた企業は全体の9%と低く、成功企業にはAIを業務プロセスに組み込み内製運用体制を整える共通点があります。導入後の環境整備が成果を左右する点が強調されています。