7月の名目賃金は前年同月比4.7%増と約30年ぶりの高い伸びを記録。所定内給与は4.1%増で92年4月以来の高水準となり、実質賃金は物価を反映したベースで2.4%増、総合ベースは2.6%増となった。
厚生労働省が発表した最新の毎月勤労統計によると、7月の名目賃金に相当する現金給与総額は前年同月比で4.7%増となり、前月の4.0%増から伸びが加速。1997年1月以来の高水準に達した。基本給を含む所定内給与は4.1%増で、92年4月以来の高い伸びを示した。
物価変動を考慮した実質賃金は、住居の帰属家賃を除くCPIベースで2.4%増、総合CPIベースで2.6%増となり、いずれも21年5月以来の大きさとなった。
この結果を受け、日銀の利上げペース観測が強まる可能性があるとの見方が出た。日銀総裁の発言や市場関係者のコメントが賃金の伸びを利上げの材料として捉える見方につながっている。