東京都区部の8月コアCPIは前年同月比1.8%上昇で3カ月連続の伸び拡大。電気代の下押し要因を補い、日銀の早期利上げ観測を支持する結果となった。
全国の消費者物価の先行指標となる東京都区部の8月コアCPIは、前年同月比1.8%上昇した。3カ月連続で前月から伸び率が拡大し、市場には日銀の早期利上げ観測を後押しする内容と受け止められている。
上昇は主に診療代や教養娯楽用耐久財の押し上げが影響した一方、エネルギー(高額療養費制度の限度額引き上げ関連)や通信料、生鮮食品を除く食料の下押し要因も同時に見られた。
市場の金利見通しでは、次回9月の金融政策決定会合での利上げ観測が維持され、金利スワップ市場では約85%が9月会合での利上げを織り込んでいる。日銀の副総裁は今後の議論を重視する姿勢を示した。
この結果、物価上振れリスクへの警戒感が強まる中、日米の協調介入を背景に円安是正に向けた動きが続くとされ、9月の利上げ観測が一段と高まる見込みだ。