8日午前の東京株式市場で日経平均は小幅に続伸。AI・半導体関連の押し目買いが相場を支え、円高進行で輸出株の重荷が意識された。地域別には石油石炭製品と情報通信株が上昇する一方、輸送用機器と精密機器は下落した。
8日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、前引けは前日比45円29銭高の6万6445円13銭だった。朝方は円高進行で売りが先行したが、AI・半導体関連への押し目買いが相場を下支えし、プラス圏を確保した。これを背景に、日経平均は一時マイナス圏へ沈む場面もあったものの、切り返して午前中の取引を終えた。
午後にかけてはKOSPIの動きを支えに押し目買いが入り、前場の高値近辺へ戻る場面があった。個別ではAI・半導体関連の銘柄が上昇に転じ、石油石炭製品株や情報通信株の上昇が目立った。一方、輸出関連の採算悪化を懸念する売りが、輸送用機器株や精密機器株の下落を招いた。
為替相場は1ドルが152円台まで上昇し、輸出企業の業績への影響が意識された。午前10時4分時点では1ドル153円台後半、1ユーロ178円台後半で取引され、円高が株式市場全体の動力に影響した。大阪取引所のナイトセッションでは先物がやや弱含みで取引を終えている。
市場関係者は前日の大幅高後の利益確定売りが一巡したことを背景に、押し目買いの動きが優勢になったと見ている。一方で円高進行による輸出企業の採算悪化懸念が上値を抑える要因となっている。