CFTC統計の米ドルポジションは協調介入後に買い越しが約4割縮小。対ユーロの動向も変化し、金相場の上昇も介入直後から再燃している。これらの動きを通じて、米ドル離れの再燃となる動きが見られる。
協調介入を挟んで約1か月後のCFTC統計では、米ドルの買い越しが5万枚前後のピークからおよそ4割縮小して31万枚に落ち込んだ。これには日米協調介入直前の状況と比較した動きが含まれる。
また、ユーロに関しては介入前には米ドルに対して一定の売り越しが見られたが、8月24日週にかけてユーロ売り越しが縮小した。レートチェック後には対米ドルでのユーロ買い越しが拡大する傾向も見られた。
レートチェックと協調介入は円安阻止の米国の協力とみなされる一方で、米ドル売り・ユーロ買いの急拡大を招くきっかけにもなったとみられる。介入の対価としてユーロ売りが行われたとされる報じられるが、ポジションは米ドル買い越し・ユーロ売り越しの縮小となっている。
この期間は金相場の上昇再燃も観測され、米ドル離れの代表的受け皿とされる金の動きとともに、円安をけん制する動きが再度資金の偏在を生んできた可能性がある。