米国利上げ観測が再燃するなか、AI・半導体関連株の割高感に警戒感が広がり、日本市場にも影響が及んだ。8月27日〜28日の動向を要約する。
8月27日、米国株式市場ではNYダウが+105ドル高で終え、ナスダックはAI関連銘柄の強さを背景に大きく上昇した。エヌビディアの堅調な業績見通しが市場の期待を支え、SOXは上昇。セールスフォースやクラウドストライクの決算が相場のリスクを和らげ、テック株の買いが進んだ。
8月28日にはNYダウがほぼ横ばいだが長期金利の上昇により半導体株が重荷になり、SOXは3.4%安と下落。ウォーシュFRB議長の講演を前に金利上昇観測が高まり、株式市場の割高感が意識された。
中国市場では上海総合指数が27日+1.13%高と3日続伸、国内の景気刺激策期待とAI技術の振興方針が支えとなった一方、28日には様子見ムードで反落。米国の金利動向をめぐる影響と中東情勢の不透明感も相場の重しとなった。
日本株は27日、日経平均が一時800円超上昇も後場にかけて利回り警戒から持ち高調整売りが入り、結局-130円で終了。28日はAI・半導体関連銘柄の買いが続く場面もあったが、長期金利上昇の影響から上値は抑えられた。TOPIXは小幅高、プライム市場の動きはグロース株の活発化とともに薄商いが続いた。