USSの9月オークションで成約単価が前年割れとなり、出品は増加して成約は伸び悩んだ。相場全体の動きを踏まえ、売れる条件と仕入れ値の見極めが重要になる局面だ。
USSの9月オークションにおける成約単価は127万5千円で前年比▲2.2%、13カ月ぶりに前年を下回った。一方、出品は32万9,966台と前月比で増え、成約は21万2,488台にとどまり、成約率は64.4%へ低下した。相場全体の崩れを見込むより、売れる条件と仕入れ値の見極めが重要になる局面となっている。
新車・中古車の市場動向を分解すると、9月の新車登録は43万3,683台と前年同月比1.3%増、輸入車は輸入車の増加が顕著であった。一方中古車登録は▲4.6%、AA出品は増加傾向にあるが成約増には追いついていない。国内外の需給差が混在する状況が続く。
今月の深掘りでは、出品増に対して成約率が低下したこと、前年の高値が影響している可能性が指摘される。年式・車種構成によって成約・価格は変動するため、仕入れ判断には直近成約データの条件を用いることが重要になる。
車種別動向では登録車でシエンタやSUVの動きが活発で、軽自動車はルークスやデリカミニが伸びを見せた。燃料別ではHVが高い比率を占め、EVは補助金見直しの影響を注視する必要がある。輸入車はブランド別で変動が大きく、個別の需要を見極める方針が示唆されている。