ペソ買い越しが9月以降約3割減少する中、米利上げ動向と9月CPIを前に中銀の次の一手が注目される。
米CFTCのIMMポジションは9月29日時点でペソ買い越しが5.24万枚と前週から約30%減少しており、海外投機筋の手仕舞い売りがペソ安を招いた可能性がある。FRBの利上げ決定により高金利通貨としてのペソの優位性が薄れたとの見方が背景にある。
メキシコ中銀は9月24日の会合で政策金利を6.50%に据え置いた一方、声明から現行金利水準を維持するとの文言を削除。これにより早期利上げ転換への市場の警戒感が高まる可能性があるが、中銀はFRBの動きに機械的に連動する必要はないと説明している。
今後の焦点は今週8日に発表される9月消費者物価指数(CPI)であり、9月CPIの動向次第でペソの手仕舞い売りの強さが変わる可能性がある。市場は中銀の次の一手を探る材料としてCPIを注視している。