USMCA交渉の延期が伝えられ、メキシコペソはドル高・円高を受けて軟調。メキシコ政府は米国からの輸入拡大方針を示す一方、交渉長期化の可能性もあり、今後の動向に注目が集まる。
9月28日・29日に予定されていたUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)見直し協議が10月へ延期され、日程は未定となった。メキシコのシェインバウム大統領は米国からの輸入を増やし、他国からの輸入を減らす方針を示したが、最大の争点である自動車・鉄鋼関税や自動車の原産地規則強化をめぐる協議の落としどころはまだ見えない。
ペソは対ドル・対円ともに4月以来の安値圏へ進行。FRBの利上げ加速観測が背景でドルが上昇する一方、円は日米首脳の円安是正の認識が共有されたとの観測で対ドルで上昇。一時ペソ/円は8.844円前後まで下落する場面をみせた。
USMCA見直し協議が長期化する見通しはペソに追加の下落圧力をもたらす可能性があるとされ、今後の進捗状況を注意深く見るべきとの観測がある。週足のチャートとともに、為替市場の動向に注目が集まっている。
記事は、米国経済とメキシコ経済、日本円の動向、ペソ相場の見通しと影響要因を解説しており、シナリオの展開次第でペソの推移が変わる可能性に注意喚起している。