8月の東京都区部の生鮮食品を除く総合CPIは前年同月比1.8%上昇。3カ月連続で伸びが加速する一方、日銀の物価目標2%には7カ月連続で届かない状況が続いた。
総務省が発表した8月の東京都区部の総合CPI(生鮮食品を除くの総合指数)は102.3となり、前年同月比で1.8%の上昇となった。伸び率は7月の1.7%から0.1ポイント拡大し、3カ月連続で加速している。
今回の上昇を押し上げた主因は、原材料コストや物流費の転嫁が進む食品分野を中心とする生鮮食品を除く食料価格の上昇だ。基調的な物価動向を把握する観点から、生鮮食品の変動影響を除いた指数が重視されている。
東京都区部の総合指数は前年比1.9%上昇し、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は同2.0%上昇。いわゆる「コアコアCPI」は日銀の2%目標にほぼ達する水準となった。
日銀は7月の会合で政策金利を据え置いた一方、物価と賃金の好循環を見極めつつ追加利上げの時期を探る姿勢を示している。今後は秋以降の食品価格動向や賃上げの持続性、円相場の影響が注目される。