リョービはアルミダイカスト製車両部品の新構造を開発し、軽量化と高強度を両立する特許を取得した。足回り部品の適用拡大が期待される。
自動車業界ではCO2排出量削減やEVの航続距離延長が課題となっており、足回り部品は従来鉄系材料が用いられてきた。アルミダイカストへの置換は軽量化の可能性を示す一方、素材だけの置換では強度が不足し得るという問題が指摘されている。
リョービはダイカストの形状自由度を生かし、中空円筒形状に荷重方向に合わせたT字形の補強部とそれを支えるリブを配置する新構造を考案した。これにより荷重方向の曲げ強度を効率的に高め、補強による質量増加を抑える設計となっている。
この設計により、足回り部品に求められる強度を確保しつつ車両の軽量化に貢献する構造となった。開発品は自動車部品の軽量化と高強度の両立を目指すもので、今後の適用拡大が期待される。
リョービグループは今後も素形材を提供する事業体を目指すとしている。