日銀の金融政策決定会合と植田総裁会見を経て、ドル円は157円台でのもみ合いを継続。今後の中間選挙でブルーウェーブの可能性が台頭するとの見方が、上値を抑える要因として意識されている。
本日のメインイベントだった日銀の金融政策決定会合と日銀総裁の会見を受け、ドル円は157円台でのやや狭いレンジを推移している。大きくレンジを抜ける展開は見込みづらく、上値は重いと見られている。
今週は米FOMC、ECB理事会、日銀の政策決定会合と、主要中央銀行の発表が相次いだが、いずれも政策金利を据え置く形となった。日銀は展望レポートでインフレ見通しの上方修正を示唆したものの、サプライズ性は薄かった。市場の関心はビッグテック決算の結果を受けた米株の動向と、来週の中間選挙に集中している。
中間選挙を前に民主党が上下両院で過半数を握る「ブルーウェーブ」の可能性が高まるとの見方がある。民主党主導の政策がAI分野の規制強化やデータインフラの環境評価の厳格化、独禁法の適用強化などを促す可能性があるとの観測があり、米株の下値圏を探る動きがドル相場の重荷になり得る。
想定レンジの目安として、ドル円の上値は200日移動平均の158.55円と直近の高値158.60円が抵抗帯、下値は日足 one-balance の雲下限156.63円が目安として挙げられている。