米インフレの見極めを背景にドル売りの勢いが後退し、ドル・円は157円台前半〜半ばの水準を維持している。今夜発表の米コアPCE価格指数を前に、円の動きは協調介入警戒の影響で限られた動きにとどまる見込みだ。
29日の欧米市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想され、円買い圧力は継続しそうだとの見方が伝えられた。ユーロ・ドルは値を下げ、ドル・円は157円半ばを維持している。米長期金利の動向次第でドルの構図に影響がありそうだ。
原油市場が再び上昇したことや中東情勢の展望が不透明な中、ドル買いが一時的に支えられる場面があった。今後も米金融政策の動向が注目され、引き締め観測が続く局面ではドル買いの動きが抑制されづらいとの見方もある。
ただし中東情勢を巡る動きや日米首脳会談後の協調介入警戒が強まるなか、円の売りは抑制されるとの見方が多い。日米の財務・金融当局の協調介入への警戒感が相場の材料難を招く可能性もある。
今夜発表される米コアPCE価格指数はやや加速が予想されており、ドルは売りづらい局面が継続するとの見方がある。一方、米景況感指標の悪化が顕著な場合には、引き締め的な金融政策への思惑が一服する可能性も指摘されている。