米国株は金利低下の局面で上昇する場面があった一方、AI関連の半導体株の売られが目立ち、日本株の日経平均は急落した。AI・半導体の大幅下落が要因となり、自律反発を期待する声も出ている。
米国市場は10月12日から15日までの動きの中で、NYダウが一時の上昇局面を経て反落する場面が見られた。一方でハイテク株比率の高いナスダック総合は下落幅が大きく、半導体関連銘柄の動向が市場全体を左右した。相場の背景には決算シーズンを前にした好業績期待と、AI関連株の値動きが混在していた。
消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上振れでインフレ圧力が再燃する中、FRBの追加利上げ観測が再燃するとの見方が広がった。これを受けて長期金利が動揺し、金利低下の局面と株式市場の動揺が交錯した。
日本市場は日経平均が10月13日から15日にかけて急落。AI・半導体株の大幅下落とASMLの決算を材料出尽くしと受け止めた動きが重荷となり、日経平均は一時2,000円近く下落した。後場にかけて下げ渋る場面はあったものの、ASML決算の影響とTSMC決算の展望が不透明感を残した。
地域別には上海総合指数が10月12日に大幅安を記録する一方、政府の財政支援策期待などが下支え要因となっていた。半導体・AI関連株の下落は日本市場へも波及し、アジア市場全体でリスク回避の動きが広がった。
総括すると、米国の金利動向とAI・半導体株の動きが市場の短期的なボラティリティを高め、日経平均の急落に結びついた。自律反発の機会が探られる中、個別銘柄の動向と主要指数の推移を注視する展開となっている。