10月の日銀会合で展望レポートが公表され、次の利上げの示唆や円安・円高の展開が焦点になります。ドル円は158円台後半を中心に動き、日経平均は6万前後を中心とした動きが見込まれます。
日銀は10月29日(木)〜30日(金)の会合を開き、展望レポートを公表します。展望レポートは今後3年間の経済・物価の見通しと金融政策の方向性を示し、会合後の総裁会見と合わせて市場の材料になります。今回の注目点は、利上げの有無よりも次の利上げについて日銀がどこまで示唆するかという点です。
展望レポートは約3年間の経済・物価見通しを提示します。物価見通しはコアCPIを基準に据えられ、成長率と物価上昇率の中央値が公表されます。日銀の物価目標は2%で、見通しは年度ごとに更新され、2026年度〜2028年度の展望が示されます。
同時期には米国のFOMCが10月27日〜28日に開催され、現地時間で結果が発表されます。FRBの金利動向が円相場に先行して影響を及ぼし、その後日銀の判断が続く形になります。市場では据え置きの確度と次期利上げの示唆の強さが、円安・円高の展開を左右すると予想されます。
為替・株式の材料としては、過去の介入額や現在の金利水準、日経平均の動きが挙げられます。為替介入は過去最大の約15.4兆円を実施済みで、今後の動向次第では介入の警戒感が再燃する可能性があります。日経平均は現状、円安の影響と利上げ観測の両睨みで動く見通しです。