9月18日に発表したコーセルの第1四半期決算は売上高が前年同期比54.0%増、営業損益は黒字化。半導体製造装置向けの受注が前年同期の4倍超となり、AI投資の波及で電源・パワーエレクトロニクス分野への注目が高まっている。
富山の電源メーカー、コーセルは9月18日に公表した第1四半期決算で売上高78億円(前年同期比54.0%増)、営業利益は黒字へ転じ、通期予想も23億円へ引き上げた。出来高は急増し、決算発表後も買いが続いた。
受注の柱となったのは半導体製造装置向けのオーダーで、第1四半期の受注高は約35億円となり、前年同期の約8億円から4倍超に膨らんだ。顧客の装置メーカーが生成AI向けメモリ増産投資を進めており、電源部品の需要拡大が装置側まで波及している。
同社は第2四半期から値上げ効果も見込む。スウェーデン子会社Powerboxを売却完了、収益体質が改善。年間配当を60円に増やし、配当利回りは約4%と試算され、100株なら約15万円で購入可能との説明もある。
AI投資の加速を背景に、電源・パワーエレクトロニクス市場の拡大が見込まれ、IEAのデータセンター電力需要の上昇やGPUの消費電力増加など、電力供給の最前線を担う部門として位置づけられている。