12日から16日の週は原油高と米国金利動向を背景にドル買いの動きが先行しつつ、週末にはドル高に転じた局面も見られた。ドル円は200日線を巡る推移の中で158円前後を挟みつつ振れ、ユーロ/ドルやポンド/ドルはそれぞれ1.11台-1.12台、1.32台-1.33台での動きが続いた。
週の初めは東京市場が休場となった12日を挟み、ロンドン・ニューヨーク市場でドル買いが優勢となり、ドル円は158円台を付ける場面があった。原油高と米インフレ指標への警戒感が相場を左右し、ドルは200日線を一時上抜けする局面も見られた。
しかし原油反落や米金利の低下、円安けん制観測が重石となり、ドル高には再び調整が入り、週末には157円台へ押し戻された。ユーロドルはフランス財政不安やECBの利上げ見送り観測などを背景に戻りが鈍く、1.11ドル台前半へ売られた後、週末には1.12台前半へ買い戻された。
ポンドドルは1.32ドルをサポートとしつつ1.33台へ上昇する場面があり、クロス円はドル円の動きに連動しつつも各市場の財政・成長リスクで伸び悩んだ。週後半以降は米CPIの強い内容を受けてドル買いが急伸する場面もあったが、米金利の急低下で再度ドル円は158円台を割り込む場面も見られ、週を通じて乱高下の相場展開となった。
米国市場の動向を受けたドル/円中心の動きが目立ち、欧米の財政・金利関連ニュースが相場の焦点となった。今後はドルの基調変化とともに、原油動向や中銀の政策姿勢が影響を与える可能性がある。