安川電機の27年2月期中間決算は、セグメント別にモーションコントロールの好調とロボットの減益が目立ち、通期の売上予想は6000億円へ上方修正された一方、営業利益は減少となった。
セグメント別の業績では、モーションコントロール事業の売上高が1,372億8,600万円、前年同月比21.7%増、営業利益が159億7,300万円、同32.8%増となり、データセンターや半導体関連投資の拡大を背景に米州・中国・韓国・台湾で販売が拡大した。ACサーボモータ・コントローラは半導体・電子部品関連や工作機械向けを中心に伸び、全地域で増収。インバータはデータセンター用途や半導体製造装置、オイル・ガス関連向けが伸長した。
一方、ロボット事業は売上高1,184億400万円(前年同期比0.7%減)、営業利益は59億7,400万円(同43.3%減)と大幅に減益となった。米州は自動車向け、中国は半導体ロボットの販売が好調だったが、日本で基幹システム移行の影響を受けて販売が減少。欧州では事業構造改革費用を一時的に計上したことも影響した。
システムエンジニアリング事業は売上高207億7,800万円(同11.2%増)、営業利益34億8,000万円(同79.5%増)となり、増収効果と案件の採算改善が利益を押し上げた。その他事業は売上高91億2,800万円(同3.5%減)、営業利益5億7,500万円(同38.5%減)だった。
同社は27年2月期の通期連結業績予想を修正し、売上高を従来予想の5,800億円から6,000億円へ引き上げた。一方、営業利益は600億円から575億円へ引き下げたが、税引前利益は655億円、当期利益は475億円へそれぞれ引き上げた。売上高の上方修正は為替の円安見込みを主因とする一方、営業利益には中間期の基幹システム移行による生産・出荷影響が織り込まれている。