SEMIが公表した最新リポートによれば、世界の300mmウェハー工場設備投資は2026年に1490億ドル、2029年には2270億ドルへ拡大する見込みだ。米州の投資が特に増え、工場着工数の増加や現地化も進む。日本の資金動向も注目されている。
世界の300mmウェハー工場設備投資は、2026年に1490億ドルに達し、2025年の1130億ドルから大幅に増加する見通しである。2029年には2270億ドルへ拡大するとの見通しが示され、期間中の年平均成長率は二桁を維持するとされている。SEMIのAjit Manocha社長は、需要拡大が実際の生産能力拡大へと転じていると評価した。
地域別では米州の投資が特に伸長し、2026年の181億ドルから2029年には406億ドルへと倍増する見込みで、米国が増産の中核となると予測されている。Intel、TSMC、Samsung、Micronなどの大手が継続的な増産で牽引する見込みだ。
生産能力の立ち上がりを示す指標として、2026年には13工場、2027年には23工場で最初の生産開始が見込まれ、世界全体の工場建設支出は2026年の475億ドルから2027年633億ドル、2028年684億ドルへと拡大する見込みだ。米国内の投資額は8000億ドル超に達し、フェニックスへの集中投資が示唆されている。
日本の資金還流動向も並行して注目されている。日本の大手銀行と保険会社は年限2年以上の国債を相当額純購入した一方、外国債券売却の規模も拡大しており、日本国債利回りの水準維持が海外資金の国内留保を促す要因として挙げられている。