1日午前の米株式市場でダウ工業株30種平均が188ドル超安、ハイテクのナスダック総合も下落。原油高や長期金利上昇が投資家心理を圧迫している。
1日午前のニューヨーク市場でダウは前日終値比188.26ドル安の5万2997.64ドル、ナスダック総合は235.75ポイント安の2万6135.14と、主要株価指数が揃って下落した。中東情勢の緊張再燃と原油先物の動きが市場の重しとなっている。
原油価格の高止まりと世界的な長期金利の上昇が投資家心理を圧迫する中、FRBの利上げ観測も株式市場の下押し要因として強まっている。ダウ銘柄の構成銘柄ではキャタピラーとアマゾン・ドット・コムが2%超安となって市場を下げる一方、ヘルスケア関連のユナイテッドヘルス・グループ、メルク、J&Jなどは比較的堅調だった。
米労働省の7月JOLTSは非農業部門の求人数が前月比8万9000件増の727万1000件と3カ月ぶりに増加。ISMの8月製造業PMIは54.6で市場予想の55.2を下回り、直後に相場の下げ幅が縮小した。今後は週末に発表される雇用統計に市場の焦点が移る見通し。
市場の注目点は今後の米雇用統計と、それによる金利動向と金融政策の展開。原油高を背景としたインフレ懸念と金利の上昇圧力が継続する可能性があり、投資家は今後の指標発表に注視している。