10月の相場はAI関連銘柄への期待が後退へ転じ、米株を中心に荒い値動きが続いた。月末には大手ハイテク決算の影響で日本・米国市場が再び崩れた。
10月の米株市場は総じて下落基調で、ナスダック総合指数は月間で約5.3%下落し、日経平均は約5.2%下落と試算される。一方、S&P500は約1%前後の下落にとどまり、ダウは小幅に上昇した。売りはハイテク株に集中した。
10月中旬には米労働市場指標の動向とAIデータセンター事業の財務懸念が市場心理を動かした。9月のCPIが市場予想を上回りFRB追加利上げ観測が強まるとの見方が広がり、日米市場の下げが一段と深まった。
月末にかけて決算ショックが相場を重くした。FRBは金利を据え置いたがアルファベットが約12%下落、インテルは約28.6%下落と年初来の大幅安となった。日本市場でも半導体関連株の下落が指数を押し下げ、イビデンはストップ安となった。
仮想通貨市場にも波及し、10月29日にバイナンスのハッキング報道がありBTCは月末におおむね7万7千ドル近辺で推移した。AI投資の成果が数字で示される局面へ移行しつつあり、11月の注目は重要指標・金利動向と政策判断の影響となる可能性が指摘される。