ニデックがAIデータセンター向け液冷市場の中核を担う製品群を自社開発で展開している。2018年に台湾CCIを買収して技術を取り込み、CDUを中心にコールドプレートやQDまで内製化、2MW級まで対応する製品ラインを整え、OCP/Deschutes対応も進めている。
ニデックはAIデータセンター向け液冷の中核技術として、CDUを軸にIn-Rack CDU、In-Row CDU、コールドプレート、マニホールド、ポンプ、QDといった構成要素を自社で製品化している。Open Compute Projectの技術体系に沿い、DTC液冷の技術標準に適合する体系を構築している。
2018年に台湾CCIを買収したことから始まる同社の液冷事業は、モーター分野で培った精密加工・気密検査・量産技術を活用し、ヒートシンクやヒートパイプ、ベイパーチャンバーといったサーマル技術を液冷へ展開してきた経緯がある。
現時点では4Uサイズの250kW CDUを世界初量産したほか、2MW級In-Row CDUもGoogleのProject Deschutesに対応している。2026年には最大300kWのIn-Rack CDUの試作機を発表し、2027年の量産開始を予定している。
日本市場では第一実業・カンネツと協業して、液冷データセンターの設計から調達・施工・試験までを一括提供するアライアンスを立ち上げ、液冷全体の実装を推進している。タイ拠点を量産の中核として活用するなど、海外拠点と連携した体制を整えている。