Google CloudのAgentic AI Summit’26 FallでNTTデータの曾根康和氏が、生成AIを業務変革につなげる3つの壁とAWT(Agentic Workplace Transformation)の概念を解説。金融・エネルギー業界での適用事例も紹介された。
Google CloudのイベントでNTTデータ テクノロジービジネス事業本部のリードコンサルタント 曾根康和氏が登壇し、生成AIを現場に定着させ組織改革につなぐための視点を示した。講演では、ツール導入をスタート地点とし、その後の活用と成果創出が重要だと整理された。
NTTデータは人とAIエージェントの協働を通じて業務や組織の変革を進める「Agentic Workplace Transformation(AWT)」を提唱。AWTのもたらす変化として、個人の作業効率化と、AIエージェントが情報を横断的に活用して組織全体の業務プロセスを変える点の2つを挙げた。
具体例として、営業担当者が提案資料を作成する際に過去の案件情報の検索や他部署への情報照会をAIエージェントが横断的に行い、提案骨子の作成を支援する場面が挙げられた。これにより営業はエージェントが把握していない情報の補完に集中できるという。
日本企業の成果創出を阻む3つの壁として、リテラシー、業務適用、推進力を挙げ、これらはツール機能の問題にとどまらず組織や人材、データ、ガバナンスといった企業構造に根ざすと説明した。