スルガ銀行が27年3月期の通期業績と配当予想を上方修正し、株価は上場来高値を更新した。新規ローンの好調と金利上昇を背景に経常利益560億円、純利益440億円へ引き上げ、配当予想は60円から80円へ引き上げとなった。
9月30日の引け後に、スルガ銀行は2027年3月期の第2四半期累計(26年4月〜9月)および通期の連結業績と配当予想を上方修正した。これを受けて、市場での買い注文が増え、株価は反応を示した。
通期の業績予想では、経常利益を従来の475億円から560億円(前期比57.7%増)、当期純利益を320億円から440億円(同27.0%増)へ引き上げた。ろうんビジネスの拡大と金利上昇が利益改善を支え、貸倒引当金の戻入益が増加する一方、実質与信費用は前提を下回る見通しとされている。
株主還元の基本方針に基づき、年間配当予想を60円から80円へ上方修正した。今回の上方修正を好感した買い注文が増え、午後の取引で上場来高値を更新する場面が見られた。
現時点の値動きとして、14時台以降の取り引きで前日比でプラス圏を維持し、一部時間帯では約1.8%高となる局面もあった。株価は今後も新規ローン業績の伸びや金利環境の動向に注目が集まる見通し。