日銀が据え置きを想定する中、展望レポートでは物価見通しの上方修正が見込まれると伝えられている。大詰めの日銀会合は30日昼ごろ結果公表が近い。
30日昼前後に日銀金融政策決定会合の結果が発表され、午後3時半に植田総裁の会見が予定されている。日銀は今年に入り6月と9月に利上げを実施してきた。9月会合では賛成多数7対2で利上げ決定が伝えられ、短期金利市場の織り込みは据置へと動いている。
今回の注目材料は経済・物価情勢の展望(展望レポート)で、基調的な物価上昇率が目標の2%に到達したとの認識が示される公算が大きいと見られる。レポートでは来年にかけてコスト高の転嫁が進む可能性が示唆される見込みで、2027年度の物価見通しが引き上げられるとみられる。
前回7月のレポートの前提はドバイ原油が80ドルを出発点に、終盤には70ドル程度へ下落する見通しだった。一方、直近の Dubai原油は110ドル前後まで上昇しており、物価見通しの上方修正を後押しする材料となる可能性がある。
市場の焦点は修正幅の程度にあり、現状は小幅な引き上げが想定されるが、想定以上に引き上げられれば追加利上げ観測が強まるとの見方がある。