ジャクソンホールでのFRB指導部のタカ派的な発言を受け、米金利上昇の可能性が意識される一方、AI・半導体株の相場は依然として注目されている。為替はドル高・円安基調が進み、相場の不透明感が強まっている。
市場の注目を集めたジャクソンホールでのFRBウォーシュ議長の演説は、経済は良好だと評価する一方で物価上昇が高止まりする場合には利上げも辞さない姿勢を示した。これにより米金利の動向や為替の方向性が不確実さを増し、日本市場にも影響が及ぶ可能性が指摘された。
AI・半導体株の相場は依然として強い人気を示す一方、相場の動きには陰りが出ているとの見方が広がる。8月20日の日経平均の寄与度構造ではAI・半導体関連銘柄の寄与が大きかったが、ソフトバンクグループとキオクシアが押し上げ、東京エレクトロンとイビデンが押し下げ要因となった。8月26日のエヌビディア決算後の日本市場は一時高から急落へ転じ、アドバンテストの下落が影響した。
為替局面ではドル高が進行し、月次ベースでの過去最高クラスの介入にもかかわらずドル円は160円台に乗せた。イラン戦争の行方も不透明で、AI・半導体株の相場は先行き不透明感を持ちつつも日経平均への影響力は依然として強い。日経平均の業績相場の指標となるEPSは11月まで大きく変動せず、今後の展開を左右する要因として注目されている。
なお、裏付けとしての報道は複数媒体にまたがっているが、本文ではイラン情勢や金利・為替の動向とともにAI・半導体株の動向が中心テーマとして扱われている。