23日の米株市場は米長期金利の急上昇と原油高が重荷となり、ダウは続落した。長期金利は約19年ぶりの水準まで上昇し、原油高も企業業績への懸念を広げた。
米株式市場はダウ工業株30種平均が前日比352.10ドル安の5万1511.59ドル、ナスダック総合指数は308.24ポイント安の2万6936.04とそろって反落した。9月の総合PMI速報値が2021年7月以来の高水準となり、FRBの追加利上げ観測が強まった。10年債利回りは一時5.1329%となり、約19年2カ月ぶりの高水準を付けた。ドル円は158.32円まで上昇し、ドルインデックスは約2カ月ぶりの高値をつけた。
長期金利の上昇は原油高を背景に、企業業績の懸念を強めた。米長期金利の上昇を受けた売りが広がり、FRBの追加利上げ観測が株式市場の重荷となった。S&P500は-58.61、他指標も下落した。
原油は中東情勢の不透明感と米欧の需給観測を背景に上昇。WTIは92.16ドル、ブレントは103.08ドルで引け、原油高がコスト増として企業の業績に圧力を与えるとの見方が広がった。ドル高・円安の動きも円相場の不確実性を残した。
FRB高官の追加利上げの可能性を示唆する発言が相次ぎ、日銀の金融政策と米国金利の差が市場の注目点となった。原油高と金利上昇の組み合わせが今後の相場動向を左右するとの見方が広がった。