本日、日本銀行が追加利上げを実施したとの観測が広がる中、市場は円高の再開とビットコイン相場への影響を見極めようとしている。米FOMC後の動向にも注目が集まり、二重の価格変動が想定されている。
本日の日銀会合では、政策金利を0.25%引き上げて1.25%へとする見方が市場の本命となっている。直前のFOMCでは米国が0.25%の利上げを実施し、米金利の水準は3.75~4.00%の範囲に達する見通しとなった。ドルの上昇と円安・円高の動きが交錯する中、円相場の方向性は日米の今後の追加利上げ次第で左右される可能性が高い。
今後の焦点は植田総裁が今後の追加利上げをどこまで示唆するかである。日米が同時に利上げしても金利差は縮小せず、材料出尽くしとなれば円高は一時的に留まる可能性がある。一方で10月や12月の追加利上げを強く示唆すれば円高が再開し、ドル円は下落する可能性がある。
円キャリー取引の巻き戻しは世界市場へ波及するとの見方があり、円高進行は米国株やビットコインなどのリスク資産にも影響を与える可能性がある。円安・円高双方の推移により、ドル建てBTCが下落しても円建てBTCは底堅く推移する局面も想定されるが、反対に円高が進む場合には円建てBTCが大きく下押しされるリスクもある。
本日の日銀会合後は、ドル円相場、米国債利回り、ビットコインETFへの資金フロー、現物取引量、先物建玉の動向を確認したい。日米同時利上げを市場がどう織り込むかが、円とビットコインの今後の動きを決める重要なポイントとなる。