円安阻止を狙う介入の条件として、投機筋の売りから買いへの転換と、米ドル/円の120日移動平均線との関係が焦点となっている。現在の動きを踏まえ、「3度目の介入」の可能性がどのように考えられるかを整理する。
過去の円安阻止介入は、投機筋の円売りが拡大する局面で円買いへ転じさせることを重視してきたが、今回は投機筋の円売り回帰を回避する動機が背景にあると分析されている。介入の狙いは、円安の流れを変えることにあるとされる。2022年以降の介入の経験を踏まえ、今回もその枠組みが適用される可能性がある。米ドル/円の現状は、まだ円高への戻りが限定的な局面にとどまっている。
投機筋の動向と120日MAとの関係では、米ドル/円が120日MAより米ドル安・円高に転じると、投機筋は円売りから円買いへ転換すると説明されている。ヘッジファンドなどの投機筋がこのラインを分岐点とみなし、円買いへ転じたことが今回の状況を正当化する要因として挙げられている。7月末の日米協調介入後に120日MAを割り込んだ後も、基本的にはその水準を下回る推移が続いている。