過去3週間で四半期決算を発表したエヌビディアをはじめ、好決算銘柄が続出。エヌビディアは来期売上高が約70%増との見通しを示し、他銘柄も市場予想を上回る決算とAI関連の動きが注目されました。
ここ数週間に発表された米国企業の決算の中で、エヌビディアは来期の売上高が前年同期比約70%増になる見通しを示しました。クラウドストライク、セールスフォース、ディアー、ノードソンも決算発表を行い、売上高やEPSが市場予想を上回る結果となった銘柄が多く見られました。エヌビディアは5-7月期の売上が前年同期比で大きく伸び、8-10月期のガイダンスも高水準となる見通しです。
AI投資の持続性を背景にAI関連銘柄の相場が堅調に推移する一方、決算発表後の銘柄によっては利益確定売りの動きも見られ、テック関連の多様な動きが市場を左右しています。図表2の業種別騰落率では情報技術や金融が比較的堅調だった一方、エネルギーは原油動向の影響を受けて振れ幅が大きい状況が続きました。今後は半導体株とソフトウェア株の両方が堅調に推移するか注目されます。
今週の注目点として、ジャクソンホールでのウォーシュFRB議長の講演後のフォワードガイダンスにより9月の米利上げ確率が市場で再評価される見込みです。9月雇用統計の発表やISM製造業・非製造業指数の動向、G20財務大臣・中央銀行総裁会議の結果も市場の関心事項となります。米国市場は雇用や物価動向に対して敏感に反応するため、決算銘柄の動きとマクロ指標の発表時期が重なる今週は、波乱要因と好材料が交錯する展開が想定されます。