エヌビディアの決算は市場予想を上回り、AI需要の追い風と供給制約が改めて意識されました。2028年度70%成長見通しなど成長の質にも注目が集まっています。
米NYSE上場のエヌビディア[NVDA]の決算は、2026年5~7月期の売上高が962.2億ドル、前年同期比106%増、調整後1株当たり利益は2.22ドル、データセンター売上高は890億ドルとなり、決算発表後の時間外取引で株価が約4%上昇しました。
今回の数字は市場予想を上回り、過去4回の決算で予想超過でも翌営業日に下落していた傾向を塗り替える形となりました。市場予想を下回るとみられていた3Qの利益率は74%、会社予想は74%で、直後に株価が一時下落した要因となりましたが、その後は堅調に推移しています。
同社は2028年度について、売上高が約70%増えるとの異例の見通しを示しました。市場予想は約44%だったことから、需要の拡大と供給能力の強化が成長の上限を決めるとの認識が根強いことが読み取れます。Vera Rubinの量産開始やAWSのGPU追加計画も、供給側の強化を裏付けます。
Vera Rubinは8月に量産出荷を開始予定で、データセンター売上高の約20%を占める見込みです。1ギガワットあたりの処理能力は最大30倍、トークンコストは最大35分の1とされ、限られた電力・土地からより多くのAI処理と収益を生み出す柱になると説明されています。